妻の言い分

毎月、ある本屋さんを介して数冊の小冊子を講読しています。ところが最近、鶉が講読をやめろ、と言い出しました。「どうせ、あんまり読んどらんがー」というのが鶉の言い分。たしかに、あまり読んでない。来たときにせいぜいパラパラと捲る程度で、身を入れて読んだ記憶は少なくともこの1年、ない。それどころか、ここ半年ほどはパラパラ捲ることすらしていない。だから、別にやめてもいい。気になるときは書店で買えば事足りる。

しかし、卵には気になることがひとつだけあって、それは小冊子講読の附録として本屋さんが付けてくれるトーハンの『新刊ニュース』。新聞の書籍広告には眼を光らせているつもりでも、どうしても見落としてしまふことがあります。そんなとき、この「新刊ニュース」は実に重宝する。特に、値段が安い、場所を取らない、携帯に便利、といった理由で卵が偏愛する文庫本の新刊情報が巻末にまとめられているあたり、実に実に重宝する。だから、鶉に反論しました。

「冊子の講読はやめてもええけど、そうなると『新刊ニュース』が手に入らんようになる。あれは、あの本屋さんの店頭には置いてない。『新刊ニュース』は冊子講読のおまけとして付けてくれているわけだから、あれを入手するためにも講読をやめるわけにはいかん」。実に論理的であります。この卓抜した論理にさぞや鶉も納得するであろう、と思いきや・・・。

「あんなもんに眼を通すけ、買う本の量が増えるだが！このままだと家中ゴミだらけになる！」。実に実に論理的な言い分です。しかし、それにしてもゴミはないだろ。そもそも結婚前は、「本を読むのは私も好き」などと言っていたではないか。そう反論すると、鶉曰く「ものには限度っちゅうもんがある！解約の連絡は私がしとくで！」。まことにセチ辛い世の中になったものです。

コメント 8

まことに言い難いことではありますが、その件に関しては
奥様に分があるような気がします。（＾＾；

しかし、何ですな。女の結婚前の言葉は信用できん。
うちの家内も、結婚前はごく少量の食事で「もうお腹一杯」
といっていたのに、それがウソだということが結婚後、
ほどなくして判明いたしました。
by horigon (2008-03-06 08:29) 

『新刊ニュース』はいらんでせう？
本屋さんに行けば、一覧紙みたいなのが書物状になって、どこかにぶらさがっていません？
ワタシも小冊子は要りません。本を読むのが好きも、内容、数、程度問題です。鶉さんの良識に一票。

しかし、何ですな、上のオッサンもよういいますわ。男の側も、かなりいい加減な嘘ついておる、反省するということを忘れておる、実に嘆かわしい！
by okko (2008-03-06 14:35) 

horigonさん。
そういえば、結婚前の鶉は、一緒に外食する際「なにが食べたい？」と訊くと、「なんでもいいけど、脂っこいものは嫌」などと言いつつ、店で注文する段になると「カツ丼！」などと言っておりました。（複数回、目撃）

okkoさん。
おおっ、horigonさんに飛び火しておる！（ウキャキャキャ、対岸の火事）
しかし、そういえば卵も結婚前、「結婚したらタマ親とは別居する」と鶉に言いつつ、結婚3ヶ月前になって「予定変更！よぉ考えたら、経済的に別居はムリ！同居！」と宣告しましたな。反省の機会を与えていただき、有難く存じ奉りまする。（東方遥拝）
by 温泉たまご (2008-03-06 18:10) 

キレイにお掃除、出来ました！
あと、下の方に糞切れの悪いのが・・・・
はよう、新しい記事をアップしませう。
by okko (2010-06-17 09:14) 

あらま、まだお掃除が足りませんでしたか。
ソネブロ、ご無沙汰しすぎて、パスワードを何度も間違えてしまひます。


by 温泉たまご (2010-06-17 21:45) 

助さん、格さん、もういいでせう！
by okko (2010-06-18 11:55) 

なぜご存知？たまご、学生時代「助さん」というあだ名でした。
by 温泉たまご (2010-06-18 18:42) 

マイペースな「のんびり屋」が多い松山でのんびりとした出会いを育んでみませんか？
by 松山 出会い (2011-06-02 06:01)