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郵便物を取り戻す! [たまごのつれづれ]

「おおっ!戻ってきたか、よしよし」。
帰宅すると、郵便物の不在通知が。
タマゴ、先日、郵便物の取り戻し請求といふのをしたばかり。
それた戻ってきたようです。

取り戻し請求、はじめての経験でした。
幸いにも、配達記録で郵送していたので、追跡も容易でした。
取り戻し請求票を書いて、550円支払っただけで済みました。

しかし、なぜ、取り戻し請求をするハメになったのか。

それはですなぁ。
この前、天下泰平くんに邪魔された書き物があったでしょーが。
アレを仕上げたのですよ、その翌日、やはり徹夜で。
で、早速、郵便局に持っていった。それが土曜日。

先方からは
「遅くとも、週明けまでには送ってくださいね」
と言われていたので、土曜に出せば、月曜には着く。
やれやれ、というわけで、
その夜は午前3時まで某中華料理店で飲んでいたのです。
オズの魔法使いくんと。(で、2,078円で済んだわけ)

しかし、その翌朝のこと。
寝起きのタマゴ、そのまま寝床である本を読んでいた。
そして、「ハッ・・・!」としたね。
思わず頭を抱え込んだ。
が、直接頭皮に触れることになるので、手がかりがなく、
ズルッとそのまま滑ってしまったけれども。

なぜ、頭を抱え込んだのか。
いや、なぜ、手を頭で滑らせるハメになったのか。

実はタマゴ、郵送したばかりの書き物のなかに含まれる、
致命的なミスに気づいてしまったのですよ!

書き物の最中、タマゴ、ある本を読んでいたのです。
そのなかに、書き物にうってつけと思われるフレーズを見つけた。
で、よせばいいのに(♪おんなにうまーれてーきったけーれどー♪)
それを引用してしまったのですよ。調子にのって。
ほんとに、よせばいいのに。(♪おんなのしわわせーまっだこーないー♪)

それは仏語のフレーズだったのですが、
引用にあたって、主語を省いて代名動詞の活用を不定詞(原形)に戻す必要があった。
で、不定詞(原形)に戻したつもりだったのですが・・・。
なんと、それが間違っとった!
といふことに気づいたのです。
それもごっつい初歩的なミス・・・。

血の気が引いたね。
さんざんリコーげに叩いとって、こんな初歩的なミスかいや!?ああ?
そう言われても仕方のない間違い。
書き物の内容そのものを疑われても仕方のない間違い。

どーしょーか・・・と思いましたね。
その部分についての訂正文を送ろうか、とも思った。
しかしね、それでは、結局、先方に、
「な~んだいや!リコーげ叩いて、この程度かいや!」
と思われかねない。(実際、「この程度」なのではあるが)

これは郵便物をまるごと取り戻すしかない!
そう思って、中央郵便局へ行ったのです。これが日曜日。
前述のとおり、配達記録で郵送していたので、
その時点でどこにあるのか、すぐに見つかり、
「ああ、まだ向こうの局に届いてませんね」。
タマゴ、安堵&安堵。
しかし、手続きする間、冷や汗、流れる、流れる。
ハンケチで汗を拭う、拭う。
郵便局の人、不審がる、不審がる。

で、日曜の夜、書き直して、月曜にまた中央郵便局に行った。
先方は
「遅くとも週明けには送ってくださいね」
と言っていたのだから、
週明け発送でもOKよ、という意味に解釈することにしたのです。
日本語というのは実に便利ですな。
手前勝手に解釈できて、至極都合がよい。

で、そのとき、郵便局の駐車場で、車をぶつけられた、
といふのが昨日のお話だったわけぇす。
あれは、
「あんましリコーげ叩かず、身の程を知れ!」
といふ天の思し召しだつたに違ひない。

そろそろ取り戻した郵便物が届く頃。(さっき、「自宅におりますぞ」と電話しといたのよ)
郵便屋さんを待ち受けねば!


【本日のおいしいごほん】

不滅 (集英社文庫)

不滅 (集英社文庫)

  • 作者: ミラン クンデラ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 文庫

 

そのとき読んでいた本、というのはコレの仏語版。
コレは菅野昭正大先生による翻訳ですが、あまりよくないです。
原文に忠実であろう、とするあまり、(それがクンデラの要求でもありますが)
日本語なのに、読んでいて、
うーん・・・なんじゃらほいのほいほいほい、になってしまいます。
まるで、誰かのブログのようです。
まだしも英訳の方がわかりやすいのでは。(チラと見た限りでは、ですが)

もっとも、タマゴ、10年ほど前にコレで読んで、
それなりに感心した覚えが・・・。
かなり怪しい感心の仕方だったに違いない!
コレに限らず、クンデラの邦訳はわかりにくい傾向がありますね。
翻訳に厳しいのはわかるけど、
ホントにコレでいいの、クンデラさん?といふ感じ。
どうせ日本語わからないんだから、ある程度は原文崩していいんじゃない?

ま、あまり細かいことに拘らず読めば、(わかりにくいところはそのままにしておいて)
それなりに「むふふ・・・」の本です。

ちなみに、文庫化されたのは、タマゴが単行本で読んだあと。
文庫を本屋さんで見かけたときは、かなりショックでした。
クラクラしました。
「なぜ文庫化まで待てなかったのだ!タマゴのバカバカバカ!」
と頭をポカポカしながら自分を責めた。
が、頭皮に直接触れることになるので、ポカポカする拳も滑った。


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horigon

自慢じゃないですが、それに近いことを、今年になってから何度か
仕出かしています。
一度など、ある契約書を自分で完璧だと思い込み、複数のお客の前で
得意げに読み聞かせるうちに間違いに気付き・・・その後は、ご想像に
お任せします。
あ、それから先日など、文章の途中から甲と乙が入れ替わっていた
こともありました。・・・廃業も間近か

ところで、タマゴさんは難しい本ばかり読んでいるんですねぇ。
ミラン クンデラ の作品は、映画で見た『存在の耐えられない軽さ』
ぐらいしか知りませぬ。
by horigon (2007-08-15 12:46) 

温泉たまご

☆horigonさん。
ああ、あるなぁ、あるなぁ、文章を読み上げていて、
途中で間違いに気づく・・・ある、ある・・・。
そう思ってコメントを読んでおりましたが、
さすがに甲と乙には参りました。
これだけはタマゴも経験ありませんなー。
(もっともタマゴの甲乙関係は本職ではありません)
大竹まことに倣って、あえて言わせていただきませう!
朝青龍が早いか、アベちゃんが早いか、それともhorigonさんか?

クンデラは仕方なく読んでおるのでございます。
映画、いまだに観てないんですよねー。
これも仕方なく観なければなりますまい!
by 温泉たまご (2007-08-16 02:28) 

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