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七十五にして耳順はず [タマ親行状記]

昨日はタマ母の誕生日でしたので、朝起きると「おたんぜうび、おめでとう」と声をかけてみました。しかし、タマ母は眉間に皺を寄せて、「ああ?」。タマ母は若干耳が遠いのです。そこで、もう一度言ってみました。「おたんぜうび、おめでとう」。が、タマ母は「ああ・・・」と捗々しくない反応。ははぁ、さては前日のことをまだ根にもっているのだな、と思いました。

一昨日、タマ母が赤飯を食べていたので「ごま塩はかけんのか?」と問うたところ、「ああ?」と不機嫌な声。それにもメゲず、再チャレンジ。「ごま塩はかけんのか?」「ああ?」。再々チャレンジ。「だから、ごま塩は・・・」「もっと大きな声で言えーや!もぞもぞもぞもぞ言っとったって聞こえらーせんわ!だいたい、おまえは・・・ぶつぶつぶつ・・・」。この反応にぶち切れた卵、タマ母の耳元で「ごま塩ーッ!」と大音声を発してやりました。すると、タマ母「おまえーッ!大きな声っていっても言い方っちゅうもんがあるがな!なんでそんなにどまかす(怒鳴る)だい!」。一昨日はそのまま、お互い口をきかずに終りました。

そのことをまだ根にもっているとは執念深い。君子危うきに近寄らず。そう思って知らぬ顔をしていると、タマ母がやってきて、「おまえ!今日は何の日だい!?言ってみい!」。どうしてこう命令口調になるのであるか、この人は。「あんたのたんぜうび、だがな」「ほぉ、よぉ当てたな。(クイズか・・・)それで、おまえ、なんか言うことはないんか?」「だけ、さっき言ったがな。『おたんぜうび、おめでとう』って」「いつ言った?」「さっき」「言っとらん」「言った」「聞いとらん」「聞いとけ」・・・・エンドレスでした。孔子さまは「六十にして耳順ふ」とのたまひましたが、どうやら七十五ともなると・・・・。いや、聞こえる聞こえないにかかわらず、タマ母は何事につけ「順はない」人なのです。反論を常とする。
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ややこしい年賀状 [タマ親行状記]

年賀状を眺めていたら、タマ爺宛のものが2通混じっていた。
年賀状を老夫婦宛(すなわちタマ爺&タマ母)、若夫婦宛(すなわちタマゴ&ウズラ)に
仕分けするのはタマ母の役目である。
誰もその役目を押し付けたつもりはないのだが、毎年勝手に仕分けする。
ま、チェックしとるつもりなのでしょうな。
で、毎年のことながらタマ爺宛の年賀状がこっちに混じっている。

今年もタマ母にタマ爺宛の年賀状を差し戻した。
差し戻したついでに
「そっちにこっちの分が混じっとらんだらーな」
と訊いてみた。
「ない!」
きっぱりとタマ母は言った。
しかしね、この人の「きっぱり」ほどアテにならないものはない。

「でもなぁ、こっちに混じっとっただけ、そっちにも混じっとるかもしれんがな」
「混じっとった?そんなはずはないけどな」
「現にこうして混じっとるがな」
「それはだな。わしは年賀状の裏を見て仕分けしとるだ。
 裏に差出人が書いてあらーが。
 で、見覚えのない名前のはおまえらぁの分だと思ったわけだがな」
「・・・・なんで、宛名をみて仕分けせんだい?」
「だって、裏をみたら分かるがな」
「裏みて、間違っとるがな」
「だって、裏みたらわかるだもん」
「だけ、違っとった、って言っとろーが」
「だって、裏みただけ。で、知らん名前の分を廻しただけ」
「だけ、裏だぁなしに宛名をみて判断せー、って言っとるだがな」
「だって、裏みたらわかるだもん」
ラチがあかん、とはこのことですわ。永劫回帰か!

ところで、タマ爺は○○△という名前なんですけどね、
写真の関係では「林」という姓を使うのです。
もう何十年もそれで通しているので、今さら変更できん。
うっかり本名を使おうもんなら、写真仲間に「あんた、誰だ?」と言われかねん。

そのせいで、電話帳の名前も「林」に改めたくらいです。
なんでも写真仲間に
「おまえげ、電話がないだかいや!電話帳みても載っとらんがな!」
と言われたのだとか。
今どき、電話帳で番号を調べるというのも稀有な行動だと思いますが。
ま、タマゴの電話は別回線なので特に問題はないし、そのまま好きにさせてます。

そういえば、タマゴもタマ爺同様、堂々と電話帳に番号を掲載しとりますけどな、
なんら支障はないですぜ。
セールスの電話がかかってくることもあるけど、そもそも電話に出ることが少ないですけーな。
別に番号ディスプレイになっとるわけだぁないです。
ただのフツーの留守番電話です。(タマ爺のは黒電話)
電話は向こうが用事があって掛けてくるもので、こっちにはその時点で用があるわけだぁないので、
別に電話をとらんでも、なんたぁないです。
向こうが本当に用事があるなら何度でも掛けてくるでせう。
そんなもんです。

で、そのタマ爺のフォトネームが「林」というのですが、
何年か前の年賀状にタマ爺、本名のみならずこの「林」も一緒に印刷した。
年賀状においても、本名だけでは理解してもらえんかったらしい。
しかし、出来上がった年賀状をみて魂消たね。

「鳥取市×××× ○○△(林)」
なんてことになっていた。
(林)が(株)に見えたな。(ウズラにもそう見えたらしい)
わりゃ、いつの間に株式会社になっただい!
まぁ、あれだけ好き放題な人生を送れば、それはそれで一個の事業とも言えんことはないが。


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タマ母入院騒動記エピソード1 [タマ親行状記]

なぜかサスペンダーが復活したタマゴです。
新調せずにすんで、ホッとしとります。
なにしろサスペンダーっちゅうもんは案外高いですからなー。
まだまだ使いこみますでー。

さて、前回は一応神妙な態度を見せたタマゴですが、
本日から元に戻って、
「タマ母入院騒動記」からエピソード1をお送りします。

まぁ、しかし、なんですね。
いつも一緒に暮らしていた家族が一人でも欠けると、
ずいぶんと家庭環境に変化があるものです。
やはりタマ母の存在感は大きかった、というか。
その変化にタマゴが気づいたのは、
タマ母が入院してわずか数日後のことでした。

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タマ母、退院す。 [タマ親行状記]

タマ母、本日退院いたしました。
2ヶ月にわたる入院生活でした。
入院中は、ご近所のみなさまに大勢、お見舞いいただきました。
なかには、何度も訪ねてくださる方もありました。
気心の知れたご近所さんとの会話は、
本人の気晴らしにもなったようで、たいへん有難いことでした。

タマ母としては、安心して過ごせた入院生活だったと思います。
それには病院に対する信頼が大きかったようです。
タマ爺が10年来、お世話になっている病院ということもありましたし、
たまたまタマゴの同級生が数名、医師として勤務しているということもあったでしょう。

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ぶらさがり健康法 [タマ親行状記]

ウズラは毎朝気が重い。
出勤のためバス停に行くのが嫌になる。
なぜなら、そこにあの男がいるかもしれないからだ。

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タマ母入院騒動記 [タマ親行状記]

今週からタマ母が入院。

入院初日、ぜぇぜぇと呼吸が苦しそうなタマ母をみて、
担当医「呼吸が楽になるように、吸入でもしてみますかね?」
タマ母「ええーっ!いけん、いけん、わし、いけん、それ」 (狼狽するタマ母)
担当医「吸入ですけど?ダメですか?」 (怪訝そうな医師)
タマ母「いけん、いけん、わし、牛乳飲めんですだが!」 (かたくなに拒否するタマ母)

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便所掃除職人 [タマ親行状記]

タマ爺が便所掃除を趣味としとる、という話はこの前書いたばかりですが、一昨日、タマ爺がおもむろにタマゴの目の前で便座を外して、

「掃除するときはなぁー、こうやって便座を外して・・・・」

と説明しはじめました。これは、タマゴに便所掃除せよ、ということか?と思い、

「なに言よーっだい?なんでそんなこと、教えないけんだい?」

と反問すると、タマ爺、

「わしが死んだときに、知らんかったら困るだらーが」

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ウ○○だ!ウ○○だ! [タマ親行状記]

ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』の冒頭、バック・マリガンがダブリン湾を眺めながら、スティーヴン・ディーダラス(ダラズじゃないよ)にこう言うシーンがあります。

「海ダ!海ダ!海はわれらの大いなるやさしい母なんだよ」

この「海ダ!海ダ!」は訳注によりますと、クセノフォンの引用で、ギリシア語の《Thalatta ! Thalatta ! 》だそうです。

と格調高くはじめてみましたが・・・・以下、一気に格調を下げ、わが大いなるやさしいタマ母について申し述べます。

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犯人は誰だ? [タマ親行状記]

 現場写真

これが現場の写真です。事件は2日前の朝、発生しました。

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ヒノマル [タマ親行状記]

日本けーだんれんのトイレット会長が
企業でも国旗掲揚すべし!的な提言をされた、
と先日の新聞に出ておりましたが。

我が家にも同じ主張を持つモンがおりますで!
いわずとしれた復古主義者・タマ母です。
なにしろこの人は教育基本法改正どころか
「教育勅語復活」を唱えて、
ことあるごとに「チンオモフニー・・・」と気をつけ!をしたまま朗々と暗唱するばかりか、
その最中、タマゴにも気をつけ!を求めるので、たまらんです。

タマ母の主張は
「学校で教育勅語を教えてもらってとったら、
 親を敬う気持ちが生まれるはず」というのものですが、
もちろんこれはストレートにタマゴに向けられた発言です。
ええい、やかましいわ!

とーぜん、この人は国旗掲揚に積極的で、
ま、そのわりには自分げに国旗があるのを忘れとったのですが、
常々、「会社なんかでも国旗を毎日国旗を掲揚すりゃあええのに」と言っとるのです。
以前も
「おまえのとこの会社は三本旗が立っとるよーだが、
 とーぜん真ん中は国旗だな!」と言うので、
「いーや。ぜーんぶ会社の旗だで」と答えると、
「ちゃっ。だけ、あの会社は発展せんだがな」とのたまった。

津山方面に出かけた折も、
「ありゃ!あの会社は感心なことに日の丸を掲げとるな!」と叫んだことがある。
たしかに運送会社に日の丸が・・・。
車を減速して確認してみると、
日の丸掲げとったのは、運送会社でなぁて、その隣の自衛隊だった。
(ちなみにタマゴ、この付近で近道しようとして、
 いつのまにか「自衛隊演習地」に入り込んだことがあります。よぉ撃たれんかったな。)

というわけで、トイレット会長の提言をタマ母に教えるべきか否か、悩むタマゴです。
教えたら、
「ほら見たことか!わしの言っとったとーりだらーが!」とぜったい勝ち誇るに違いない。


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